プラス自律神経失調症

治療スケジュールを立てる

治療スケジュールを立てる

自律神経失調症の治療は、心と体の両面から治療を進めていく必要がありますし、うつ病の場合にも身体的な症状が現れているケースが少なくありません。
また、自律神経失調症と言っても、全ての患者さんが同じ性格、同じ状態ではありません。そのため、医師やソーシャルワーカーと話し合いながら、薬物療法、心理療法、生活スタイルの改善、休養、を組み合わせたスケジュールを個人個人の性格や生活環境、考え方、体質、他の疾患や、症状のパターンに合わせた治療スケジュールを立てる事が必要になります。


治療期間の目安

自律神経失調症の治療とうつ病の治療はどのくらいの期間が必要なのでしょうか?

自律神経失調症

基本的な流れとして、自律神経失調症の治療スケジュールはまず、身体症状を改善して日常生活が安定して送れるようにします。頭痛やめまい、肩コリ、食欲不振、睡眠障害等、日常生活に支障が起こるようになっている場合には、薬物療法と生活習慣の改善をメインに心理療法を組み合わせていく形になる事が多くあります。症状が安定してきたら徐々に薬を減らし、心理療法を増やしていきます。
状態にもよりますが、平均して1年以上の期間をかけてゆっくりと治癒していきます。

うつ病

うつ病や躁うつ病は、良くなったり悪くなったりを波のように繰り返します。その為、良くなったからと言って自己判断で薬や通院を止めてはいけません。
薬物療法では、副作用や他の疾患が無いかを確認しながら、徐々に必要量まで投与量を増やすというやり方がとられます。症状が安定してきたら少しずつ社会復帰して、最低でも3カ月は時間をかけて馴らします。その後、再発がなかったり症状が治まっていたら、投薬量を徐々に減らしますが、その後も通院して心理療法で再発防止の治療を行うことがポイントになります。

タイプ別自律神経失調症の治療パターン

タイプにより最適な治療パターンがあります。あなたはどのタイプですか?

神経症型・不安型

慎重な性格で、細かい事にもこだわりを持つ事が多い人が多く、症状が出るとそれが気になってさらにストレスがたまり、不安や緊張が溜まっていく悪循環に陥りやすいタイプです。
神経症や不安症になりやすいタイプの場合には、自律訓練法や筋弛緩法等の心理療法が効果的に働くため、抗不安薬を併用して不安を抑え、不安を作り出すきっかけに対する対処方法を身につけていきます。


心身症型・体質型

このタイプは体質的に自律神経の働きが弱い人が多く、環境の変化やストレスだけでなく、季節や天気、気圧の変化にも反応します。また、睡眠不足や不規則な生活習慣で自律神経失調症になりやすいのが特徴です。そのため、行動療法やエゴグラムを使った心理療法と共に、生活習慣の改善をおこないます。


心気型・転換型

仮面うつ病等にみられるように、身体的な症状が際立って現れる為、疲れや寝不足のせいで身体症状が出ていると、思い込んで状態を悪化させてしまいやすいタイプです。
医者との信頼関係を築き、症状の改善と抗不安定薬の組み合わせで身体症状を改善していきます。
身体症状が落ち着いてくると、医師との信頼関係も築きやすいので、症状がある程度落ち着いてから心理療法を組み合わせていく場合もあります。