プラス自律神経失調症

睡眠

睡眠

睡眠は、副交感神経が優位に働き、ストレスを解消したり、身体症状を回復させる働きがあります。つまり、うつ病や自律神経失調症と深い関わりがあるのです。その為、質の良い睡眠習慣を身につける事は、自律神経機能の働きを活性化し、バランスを整える為にも重要なポイントといえます。
睡眠時間を十分に取っていても疲れが取れない、という人や寝つきが悪い、目が覚めてしまう、といった症状がある人は、睡眠障害があると診断される事もありますが、自律神経失調症の治療を行う事で改善されるケースも多くあります。


睡眠と自律神経

副交感神経優位の時間

自律神経がコントロールしている交感神経は昼の担当、副交感神経は夜の担当といわれています。副交感神経は、眠っている間に傷ついた部分を修復したり必要な部分を成長させたり、精神的なストレスを解消したりしています。そのため、副交感神経が優位になる睡眠時間が不足すると、修復が必要な部分を全て修復できなかったり、ストレスが残ったままの状態が続いてしまいます。
そうすると、ストレスが自律神経を刺激して、正常に機能できなくなったり、バランスを崩しやすくなるのです。

体内時計の働き

体内時計は、交感神経と副交感神経のスイッチが切り替わる事で、24時間周期で動いています。実は体内時計は25時間周期で作動するようにできていますが、毎朝、副交感神経から交感神経に切り替わった時点でリセットされて、24時間周期に調節されています。リセットされると、次に眠くなる副交感神経優位の時間がタイマーのようにセットされます。
毎朝決まった時間に交感神経のスイッチが入らない不規則な生活習慣が続くと、自律神経はいつスイッチを切り替えればいいのか分からなくなりバランスを崩します。

自律神経の働きを高める睡眠習慣

毎朝決まった時間に起きる

自律神経の働きを高めるためには、毎朝決まった時間に太陽の光を十分に浴びる事がポイントです。睡眠不足が続き、朝しゃきっと起きられない、という時でも決まった時間に光を浴び、脳を活性化させるために朝ご飯を食べる習慣をつけてみましょう。
また、自律神経失調症や鬱の人は眠りが浅いと感じる事もありますが、そういう時も朝の睡眠時間を延ばすのではなく、決まった時間に起きて少し早く寝る習慣をつけた方が質の良い睡眠を得る事が出来ます。

眠れない時は無理をしない

交感神経が優位のまま眠ろうとすると、全く眠れず余計に焦ったり、眠ってもすぐに目が覚めてしまいます。
自律神経失調症の症状が続いている場合には、交感神経優位が続きやすい為、このような状態になりやすいのですが、眠れないときに無理やり眠ろうとしても逆効果になる場合があります。
眠くない時は、セロトニンの含まれるホットミルクなどをのんでリラックスした状態を作ってみましょう。ベッドから出て別の部屋でゆったりと音楽を聴くのも良いかもしれません。

昼寝で解消する

眠れなかったりなどで睡眠時間を十分に確保できないままでも、仕事や家事、勉強等をしなければいけない状況にある時は、昼寝をする事でかなり解消する事が出来ます。
昼寝は午後2時くらいまでに15〜20分間だけの短時間にとどめます。短時間でも眠る事で体の疲れも取れますし、精神面でも眠れたという満足感を得られるはずです。
しかし、長時間寝てしまうと体内時計がその時点でリセットされてしまうので、自律神経をさらに混乱させる原因となる場合があります。