プラス自律神経失調症

自律神経機能テスト

自律神経機能テスト

自律神経失調機能テストは、めまいや動悸等の症状があり、基本検査で疑いがあると判断された後に行わる事の多い検査です。
自律神経の働き具合や状態を把握する為の検査で、検査結果を判定する為の基準も定められています。しかし、現在の段階では、自律神経機能の乱れや異常を明確に判定する事が非常に難しい為、必ず行われる検査というわけではありません。
まれに、健康診断などで行われることもありますが、心療内科に比べ神経科や精神科では、このテストが行われることはほとんどないようです。


検査の種類と内容

立位心電図

横になった状態と立った状態の療法で心電図をとり、その差や状態の変化をみる方法です。
異常がない人の場合には、このテストで2種類の心電図に差はほとんど認められません。しかし、ある程度の差が認められた場合には、血管や心臓の働きをコントロールする為の自律神経機能が低下している事がわかります。特に、立っている状態での心電図に乱れが出ている場合には、自律神経失調症の可能性が高いと判断される場合があります。


揺らぎの検査
「心電図R-R間隔テスト」

心電図のR-R間隔とは、一回の拍動で一番波形が高くなるR波のポイントから、次のR波までの間隔を調べて心拍のリズムとR-R間隔内にみられるゆらぎの状態を診るためのテストです。
揺らぎは、自律神経の機能に異常が起こると波形に表れなかったり、非常に小さくなる傾向があり、自律神経失調症の起立性低血圧や狭心症の判定にも利用されます。
検査方法は、通常の心電図と同じように、両手両足首と胸に電極を装着し、安静な状態で15分以上、深呼吸を続けた状態で15分以上心電図を取ります。


シュロング起立検査

横になって安静にしている状態と、立っている状態で血圧を計測し、差や変化をみるためのテストです。
自律神経機能は、横になった状態と立ちあがった状態の血圧を一定に保つ働きがあるため、健康な人の場合には2つの血圧値に大きな差がみられる事はほとんどありません。しかし、自律神経失調症やうつ病がある場合、最高血圧値や最低血圧値に大きな差が出たり、数値が不安定になって現れる傾向があります。


マイクロバイブレーション

マイクロバイブレーションとは、体に現れる非常に細かい振動の事で、自律神経系に異常が現れると震え痙攣のような自覚症状として現れる事があります。
軽度の自律神経機能異常の場合には自覚するほど大きな震えが現れないのですが、特定の装置を使い、指先等のマイクロバイブレーションを測定します。
検査時には、振動を脳波や心電図と共に測定する事で交感神経・副交感神経の切り替わりや優位、緊張度合等を診る事が出来ます。


皮膚紋画症

皮膚を強くこすったり引っかいたりした時に、ミミズばれの様な状態になるかどうか、という症状を利用して自律神経機能を調べる方法です。
自律神経が正常に機能している場合は、少しくらい強くこすってもミミズばれのようにはなりません。しかし、バランスを崩していたりストレスが過剰にかかっている状態だと交感神経が刺激される事で毛細血管が収縮し、強いかゆみを感じたりミミズばれのように皮膚が盛り上がる傾向があります。