プラス自律神経失調症

内科的検査

内科的検査

内的検査は、治療の際に注意が必要な疾患の状態をきちんと把握しておくためにもとても大切です。
自律神経失調症やうつ病、躁鬱でみられる症状の原因の中には、他の疾患が原因となっている場合もありますし、糖尿病や狭心症、動脈硬化などがある場合には使える薬が限られてくる事もあります。そのため、内的検査は治療開始前だけでなく、治療や症状の状態をチェックする為に定期的に行われます。
初めて受診する際には不安や緊張もありますが、体全体の不調原因を調べる人間ドッグのつもりで検査を受けると良いでしょう。


初めて受診する時のポイント

身近な人の異変に気が付いたら受診を勧める

うつ病や自律神経失調症は、身体症状が出たり消えたりするだけでなく、日によって精神状態にも波があるというケースが多く見られます。そのため本人は疲れがたまっているだけだと思い込んでいる場合が多く、努力が足りない、とか、もっと頑張らなければ、かえって症状を悪化させてしまう悪循環に陥っている事もあります。
本人よりも第三者である周囲の人の方が先に異変に気が付く事も多いので、身近な人の異変に気が付いたら付き添って病院へ行くことを勧めると良いでしょう。

問診に際して…

初めて受診すると、現在までの症状や体調の変化、これまでの経緯や職場や家庭環境等を詳しく尋ねられます。
しかし、うつ病や自律神経失調症の症状が酷い時には、こういった問診の受け答えがスムーズにできない事も多くあります。そのため、受診する前に家族や身近な人と一緒に、これまでの体調の変化や気が付いたポイントについてまとめておくと良いでしょう。

まとめておくこと

  • 現在最も辛いと感じる身体症状
  • 食欲や睡眠状態について
  • 現在までに現れて消えた症状について
  • どんな時にその症状が現れやすいか
  • 仕事や家庭環境、家族や友人、上司との関係について
  • 自覚している自分の性格
  • 家族、親戚に同じ様な症状の人がいるかどうか
  • 過去に同じ様な症状を経験したことがあるか
  • 現在治療中の病気や服用している薬について
  • 最近感じる心境や環境の変化について

検査の種類と内容

血液・尿検査

自律神経失調症や鬱病と関連性のある、糖尿病や甲状腺の病気、肝臓・腎臓機能障害、血管・循環器系の異常など、体の状態や異常個所を知るための基本的な検査です。
うつ病や自律神経失調症以外の疾患が確認された場合には、治療を開始する前に問題点がないかどうか、さらに詳しい検査が必要になる場合もあります。


レントゲン・心電図・超音波

レントゲンでは、狭心症、心不全、心筋梗塞、動脈硬化などの心臓病の有無や、腫瘍やがんがないかどうかを確認する事が出来ます。特にうつ病・躁鬱病の治療では、心臓に負担のかかる薬が使われるケースもあります。心臓病や血管障害などが見つかった場合には、負担の少ない薬を選ぶ必要があるので重要な検査の一つです。
また、超音波でも悪性腫瘍の他、尿路結石や胆石、炎症等が起こっていないかどうかを調べる事が出来ます。


内分泌検査

内分泌系の異常は自律神経やうつ病とも深い関係があります。そのため、甲状腺ホルモン、副腎皮質ホルモン、女性ホルモンの状態を調べます。特に副腎皮質ホルモンはストレスによって分泌される量が変化する為、ストレスの度合いを把握するのにも有効です。


CT・MRI

自律神経失調症やうつ病は他の脳や神経系の異常、痴ほう症などでもみられる症状が現れることもあるため、脳や神経の疾患について調べる必要があります。また、脳卒中や脳腫瘍、てんかんの有無を調べるためにも有効です。