プラス自律神経失調症

パニック障害・過呼吸

パニック障害,過呼吸

パニック障害は、精神症の一種で日常生活に支障をきたす事も多い疾患です。うつ病と同じように情報伝達物質の分泌量が不足する事が原因と考えられています。また、体に現れる症状が自律神経失調症とも似ていて、薬による治療や生活習慣の改善で症状を抑える事ができます。
また、過呼吸は、呼吸のリズムが乱れる事でめまいや湿疹、吐き気、冷や汗等を引き起こす症状で精神症等とは異なる疾患です。しかし、過呼吸の発作が起こると精神的な不安や焦りを伴い、パニック障害や自律神経失調症の人にも見られる症状です。


パニック障害とは

症状と特徴

パニック障害は、突然に息苦しさやめまい、呼吸困難、動悸、冷や汗等の症状が現れると共に強い焦燥感や不安感を伴うパニック発作を繰り返すものです。中には自分で発作が起こりそうだと前兆のようなものを感じる人もいますが、急激にこのような症状に襲われる為、本人だけでなく周りから見てもパニック状態に陥っているように見えます。
発作が起こっても、病院へ行く頃には症状がすっかり治まっている事が多く、状態を上手く説明できなかったり、検査の結果目立った異常が見られないと診断されるケースもあります。

原因

精神的な不安やストレス、疲労が積み重なる事で、脳内の神経伝達物質のセロトニンの分泌量が減少し、神経伝達の経路が正常に機能しなくなります。その結果、激しいめまいや手足のしびれ、過呼吸発作を引き起こします。
発作が起きている時間は5〜30分程度とあまり長時間続くわけではありませんが、強い不安感や恐怖感で、永遠に続くのではないかと感じる人が多いようです。
電車やデパート等の人ごみが発作のきっかけになるタイプと、広い公園や広場等の開けた場所で発作が起こるタイプの人がいます。

治療・対策

パニック障害の治療方法には、薬を使った投薬治療、原因となるストレスを取り除き発作が起こりにくい状態を維持する生活習慣の改善、自律神経失調症や鬱病の治療でも行われる認知療法等があります。
激しい発作で病院へも、診察時には発作が治まっているケースも多いので、どのような時に発作が起こりやすいのか、自分で記録しておくと治療も進めやすくなります。
また、ストレスをため込まないようにスローライフを心がけるのもおススメです。

過呼吸(過呼吸症候群)とは

症状と特徴

過呼吸は、過喚起症候群等と呼ばれる事もある発作ですが、パニック障害等の不安障害や自律神経失調症、うつ病等の疾患とは違い、心身症と考えられている疾患です。発作が強いと、突然失神して倒れることもあります。また、手足のしびれだけでなく、口や舌がひきつったようにしびれてしまう場合もあります。
全体的に見ると男性より女性に現れる事が多く、几帳面な人や神経質な人は過呼吸発作を起こしやすい傾向があるようです。

原因

強いストレスや悩みを抱えている等といった状態で無意識に呼吸が浅くなってしまうと発作が起こりやすくなります。そのためパニック障害や恐怖症等の不安障害があると、その発作を気にすることが過呼吸発作の原因になるケースもあります。
呼吸が浅くなる事で、肺で行われる血液中のガス交換のバランスが崩れてしまう為、一時的に血液中の酸素量が増えてしまいます。その結果、貧血やめまい、手足のしびれ、動悸、めまいなどの症状を引き起こします。

治療・対策

過呼吸の発作が起きた時は、紙袋などを口にあてて自分の吐いた息を吸い込むという一時的な対処方法が一般的に知られています。しかし、この方法で症状が軽減しない場合もあります。
病院で過呼吸症候群と診断された場合には、不安を抑える投薬治療やカウンセリング治療等が行われます。