プラス自律神経失調症

うつ病・躁鬱病

うつ病,躁鬱病

うつ病は、脳内の神経伝達機能に何かしらの異常が起こり、機能が低下もしくは機能の低下が原因と考えられている脳の疾患です。症状や原因が自律神経失調症と似ている部分も多く、同じ病気だと勘違いする人もいますが実際には全く別の疾患です。
また、「躁うつ病」「軽症うつ」、「隠れうつ」「老人性鬱」「産後うつ」など、症状が現れる年齢や状況にもかなりの差があり、様々な種類のうつが存在しています。そのため現在でも、ハッキリとした原因やメカニズムは解明されていませんが、早めに治療を行い再発を防ぐように心がけることが大切です。


うつ病とは

メカニズム

私達の脳では、10000億以上の神経細胞が神経伝達物質の放出・受容を繰り返して情報を処理しています。
うつ病は、この神経伝達物質の量自体が減少する事がきっかけで、‐霾鹽礎が上手くいかなくなる、⊂霾鹽礎J質を受け取る受容体である神経細胞が正常に機能しなくなる、という場合に症状が現れると考えられています。
神経伝達物質には、セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミン、等があり、特に感情や思考等の情報処理に関連しているセロトニン、ノルアドレナリンは、鬱病の発症と関係があるといわれています。

症状・原因

うつ病の原因には、遺伝的要因が原因の内因性、心因性、身体性があると考えられています。しかし、実際の原因がはっきりしないケースも多く、現在は、症状による鬱病の分類が一般的になってきました。
抑うつや不安感、焦燥感、抑制症状の症状がみられるのが最も一般的な「大うつ」「定型うつ」です。さらに、身体的な症状が主で鬱だという事がわかりにくいタイプは「仮面うつ」、思考・行動が極端に低下するタイプは「抑制うつ」、不安や焦燥感が強いタイプは「焦燥・不安うつ」などと分類される事もあります。

主な種類

特に中高年に多いのが「仮面うつ」です。身体的な疲れや疲労感がありますが、思考や感情面では健康な状態だと思い込んでいる為、専門家による診断を受けるまではうつ病だと気付かないタイプです。
また、離婚やリストラ、身近な人やペットがなくなった時、など強い精神的なショックを受けて一時的に症状が現れる「反応性うつ病」、ホルモンバランスの変化によって産後4週間の間に見られる「産後うつ病」は、短期間で改善されるのが一般的です。しかしこれがきっかけで長期間の定型鬱になってしまう場合もあります。

躁鬱(躁うつ)病とは

症状・原因

躁鬱病の特徴は、極端な不安や焦燥感、気力が低下する時期と、活動的で何でもできると感じる時期が波のように繰り返して現れるということです。また、それぞれの間には躁でも鬱でもない普通の期間も現れます。
原因は、うつ病と同じようにハッキリと分かっていませんが、気分が高揚し興奮状態になる躁と、落ち込んで気力や行動力が低下する鬱の症状を繰り返します。
躁と鬱の症状が波のように起伏して現れますが、その周期や程度は人によっても違いますし、季節や生活環境、健康状態等によっても変化します。

特徴

躁の症状が強い場合には、喚き散らしたり人に迷惑をかけるほどに興奮することもあるため、入院治療を進められるケースもあります。完治するということは難しく、症状を抑える治療や生活習慣を続けて行うことで再発をできるだけ抑えるように心がけることがポイントになります。
躁うつ病と精神分裂症は全く違う疾患ですが、同じように興奮状態に近い感情や思考が症状として現れる精神分裂病もありますので、自己判断せずに病院で診察やカウンセリングを受ける事が大切です。