プラス自律神経失調症

女性のストレス

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ストレスは、自律神経のバランスを崩してしまう大きな要因となりますが、男性に比べ女性の方がその影響を受けやすいと言っても過言ではないでしょう。
女性の体は、妊娠・出産・育児などを含め、一生を通じて大きな変化を繰り返します。そのため、ホルモンバランスが崩れ、身体的な刺激を受けやすいのですが、現代社会においては女性の社会的立場が変化した事でさらにストレスによる影響を受けやすくなってきているようです。
特に最近増えている、女性のストレス性疾患と自律神経失調症の症状についてご紹介します。


女性の体と心のストレスとは

妊娠・出産

妊娠・出産は、女性の一緒の中でも体と心に大きな変化が起こる時期です。
妊娠を望んでもなかなか妊娠しない、不妊に悩む人も増えていますが不妊治療自体も大きなストレスとなりホルモンバランスや自律神経をコントロールする事が難しくなります。
また、妊娠を機に仕事をやめたり、出産に伴い育児に専念する為になかなか他の人に会う機会が減ってしまうことも、ストレスが慢性化してしまう原因の一つにもなります。
また、育児中は生活が不規則になりやすく睡眠不足で、さらに自律神経のバランスが乱れやすくなります。


更年期

中高年の年代は、体力的にも衰えや病気に対する不安を感じ始める時期ですが、女性の場合さらに閉経と共に更年期障害によりホルモンバランスが大きく変化します。
更年期の女性は、交感神経と副交感神経のスイッチが上手く切り替わらなくなり、冷や汗をかいたり夜眠れなかったり、と自律神経失調症の症状が現れる事は珍しくありません。
体を動かすことが出来なくなるほど、状態が酷い事もあります。無理や焦りはさらに自治る神経のコントロールを難しくしてしまいます。
周囲の人と協力して乗り切ることが大切です。


女性に多いストレス性疾患

スーパーウーマン症候群・女性管理職症候群

まじめで責任感が強く、負けず嫌いの働く女性に多く見られます。
女性管理職症候群は、能力があり、責任ある役職に配属されたものの、周りからのサポートが望めなかったり周囲の人間関係がストレスとなり、社会的地位とプレッシャーの板挟みになってしまい、自律神経失調症の症状がみられるようになるのが特徴です。
また、スーパーウーマン症候群は、仕事での役割りも確実にこなしていた女性が結婚し、家事も育児も仕事も全てを完璧にこなそうとして、結局身体的疲労やストレスの為、症状が出てしまう状態をいいます。

キッチンドリンカー・台所症候群・主婦神経症

結婚を機に仕事を退職、もしくは仕事をせずに結婚し家庭に入った女性に多くみられます。
女性は主婦・妻・母親の役割りをこなすべきだという概念と、それに対する不満や不安感のストレスが原因となる傾向があり、一般的に知られている主婦神経症には、育児ノイローゼや介護ノイローゼ、不妊ノイローゼなどがあります。
この状態から、家事や育児などができなくなるのが台所症候群で、やらなければ、と焦るほど何もできなくなります。
さらに、不安感や喪失感が大きくおさけに依存してしまうのがキッチンドランカーです。

空の巣症候群・夕鶴症候群

育児や夫、姑、舅の世話に長期間追われてきた主婦が、子供の独立や夫の退職等をきっかけに燃え尽きてしまい、大きな喪失感に見舞われるのが空の巣症候群や夕鶴症候群です。
自己犠牲精神が強かったり、家族の世話をすることで存在意義を感じている状態が長く続いていたため、急にぽっかりと穴があいたような精神状態になり、何事にも意欲が持てなくなるのが特徴です。
更年期障害と重なってしまいやすい年齢に多い為、自律神経失調症だけではなく鬱病の症状を発症するケースも珍しくありません。