プラス自律神経失調症

交感神経の働き

交感神経

交感神経とは、簡単にいえば体を興奮状態にする作用があり、副交感神経と共に、自律神経が生命活動に必要な状態を保てる様に体のバランスを調整しています。
また、交感神経は「Fight and Flight」という名前で呼ばれることもあります。飛んだり闘ったりという活動的な名前の通り、体を活発に動かす為に働いているのが特徴です。
しかし、ストレス等の刺激で副交感神経とのバランスが乱れると、体を正常にコントロールできなくなり、頭痛やめまい、動悸等、自律神経失調症の症状が現れてきます。


自律神経がコントロールしているのは…

循環器・呼吸器・筋肉

体を活発に動かすと、大量の酸素が必要になります。そのため交感神経が優位になると、必要な酸素を供給し、全身に運ぶ為に呼吸と心臓の鼓動は早くなります。
そのため、呼吸の回数が増えたり、血圧が上がったり、動悸が感じられるのは交感神経が活性化している状態だという事です。また、血液循環が良くなり活動的になると体温が上昇します。この上昇した体温を下げる為に、汗をかくメカニズムが働くのも交感神経の役割りです。
また、血管が収縮する事で筋肉は硬く緊張した状態になり、末端部分は冷えやすくなります。

消化器・臓器系・神経系(感情・感覚)

交感神経が活発になると、脳からはドーパミンやノルアドレナリンというアドレナリン物質が分泌されています。アドレナリンが分泌されていると、常に臨戦態勢という状態を保つ事になり、外からの刺激に対して敏感に反応できるようになります。長時間続くとイライラしたり、感情が不安定になりやすくなります。
また、消化器官の活動を抑える役割もあります。消化・吸収には大量の血液を必要となります。交感神経が活発な間は血管が収縮していますから、消化器系等の臓器の活動は抑えられているのが症状な状態なのです。

よくみられる症状と原因

頭痛・肩こり・耳鳴り・めまい・手足の冷え・喉の渇き等

交感神経が活発な時に分泌されるアドレナリンには、興奮作用がありますが血管に対しても収縮作用があります。そのため、副交感神経との切り替わりが正常に行われないと血管が長期間収縮されたままになってしまいます。その結果、血管障害が引き起こされ、肩コリや頭痛、めまいと言った症状が現れます。

睡眠障害(寝つきが悪い・熟睡感が無い)

夜になると自然と眠くなったり、朝になると目が覚めるのは、交感神経と副交感神経がタイマーのように切り替わって睡眠のリズムを作っているからです。
しかし、眠いという欲求を我慢して起きていると自律神経は無理にでも交感神経を刺激して興奮させています。このような状態が続くと睡眠のサイクルが狂い、自律神経もいつ交感神経を興奮させれば良いか、いつ休ませればいいのか分からなくなり自律神経失調症のきっかけとなってしまいます。

食欲の低下・胃もたれ・むかつき

胃・腸・肝臓・腎臓・生殖器等の臓器、の活動を抑えるのも交感神経の役割りです。交感神経が活発な状態が異常に続いてしまうと、特に消化器系期間が活発に働くことが出来ず、消化不良や胸やけの原因となってしまいます。
しかし、食欲自体が全くなくなるということはほとんどなく、少ししか食べられない、食べた後胸やけや胃もたれが起こるという体調不良となって現れることが一般的です。